Q:質問
ルアーを投げる場所や使うルアーをとっかえひっかえしながらサーフからフラットフィッシュを狙っていますが、5回連続ボウズです。
まるでアタリらしきものもありませんし、ウエーダを履いてサーフを長い時間歩くのにもトコトン疲れました。
「労多くして功無し!」とは、サーフからルアーでフラットフィッシュを狙う釣り方のためにあるように思えます。
結構高価なリールやロッドやルアーを買い揃えて、気合を入れてすぐに辞めれない状態に自分を追い込んでフラットフィッシュを狙っていますが、早朝から午後の6時近くまで竿を振り続けてもまるっきりアタリすらないので半ばイヤになっています。
どのようにしたらボウズから脱することが出来るのか、どのようにしたらいち早くフラットフィッシュに出会えるのかコツを教えて下さると助かります。
A:回答
釣り雑誌などには、サーフからルアーを投げてヒラメやマゴチを狙う俗に云うフラットフィッシュゲームの特集が良く組まれており、ロッドやリールやラインやリーダーや使うルアーなどについても良く宣伝されています。
実際本音を言いますと、サーフからルアーを投げてフラットフィッシュを釣り上げる難易度は、かなりというか相当高い釣り方だということです。
ちなみに5段階表示ですと、クロダイのヘチ釣りや落とし込み釣りが2点ぐらいなのに対して、ルアーのフラットフィッシュゲームは4~5点の難易度がある私は思っています。(私の意見なので、異論がある方も多いと思いますが!)
基本的にボウズが当たり前!!!みたいな釣りでもあるのです。
有名なテスターの方がいとも簡単に釣っていますが、それを真似してサーフに行っても、ほぼほぼ釣れないはずです。
どうしてこのようなことが起こるのかについて、解説していきますので、フラットフィッシュを釣りたい方はもちろん、ボウズとはおさらばしたい方は、読み進めて参考にしてください。
離岸流があるポイントなどの見つけ方がさっぱり分からない!
サーフからの投げ釣りやルアー釣りでは、どこがポイントなのか全く分からないことが多い。
よく言われる離岸流などの見つけ方も案外難しい。
ある文献には、離岸流の見つけ方を以下の様に書いている。
沖に向かって流れる白い線を探す。
そのため離岸流の中心には白泡によって白い線が入ることが多い。
この白い線を探すことでも離岸流が発生している場所を見つけることが可能になる。
また、白泡によってできる白い線が太ければ離岸流の幅も広く、白い線が長ければ離岸流の流れも強いことが分かる。
だが実際にサーフにたって海を暫く見つめても、離岸流など発生しているところが見当たらないことが多い。
離岸流はいつも同じ場所に発生するのではなく、刻々と場所を変えるために発見が容易な時と難しい時がある。
しかも、離岸流以外では釣れないのか?ということですが、もちろんそんなことはなく、海底がえぐれている所や根回りが点在しているところはベイトフィッシュが付き易いため、フィッシュイーターであるフラットフィッシュも付き易い。
航空写真やグーグルアースを利用する
航空写真で解説してある釣り場案内の本も非常に役に立つことが多いものです。
但し航空写真入りの本は、結構いいお値段がする本が多いものです。
そこで、グーグルアースやグーグルマップを使って、釣りに行くサーフの航空写真でサーフ全体の水深だとか、どこが深くなっているとかをよくよく観察して頭に叩き込んでからサーフに立つと、面白い釣りができます。
但し、クルマをどこに止めるのかなどは書いてありませんから、現地についていろいろと調べることもたくさんあります。
台風など天候の変化でポイントが大きく変わる
サーフ、特に河口付近のサーフなどは台風や豪雨によって地形そのものが大きく変化することが多いものです。
更に、大雨が続いたときは、しばらく海の水が濁り、釣りになりません。
投げ釣りのキスなども同様に水が濁ると釣りにならないのです。
その点、クロダイなどは水が濁ったほうが釣れることが多く、台風や大雨の後はフラットフィッシュを狙わずにクロダイの落とし込み釣りなどをしたほうが賢明だと言えます。
とにかく透明度とか、ベイトフィッシュの集まり具合だとか、フラットフィッシュを釣る条件が揃うこと自体がなかなか難しい。
夜明けから朝マズメがベストタイムだと言われても!
夜が明ける前に必ず釣り場に付くためには、かなりの早起きが必要となる。
真夏はともかく、早春や晩秋の夜明けにウエーダーを履いて波打ち際に立つことはかなりの忍耐力が要求される釣りです。
それで釣れればまだしも、ボウズを食らうことが多いために、実際の話サーフからルアーでフラットフィッシュを狙う方はそれほど多くはないし、増えることもない。
やっては見たものの、釣れないので他の魚を狙っているという方が多い。
現実問題としては、フラットフィッシュを釣りたいのであれば、夏休みの時に友達や家族連れのファミリーフィッシングで、小アジを餌にした泳画で釣りやぶっ込み釣りのほうがはるかに釣れる確率が高い。
安くもないタックルやルアーを買い込んでやっては見たものの、結局たったの1匹もルアーで釣れずに他の釣りをするならまだしも、釣りそのものがイヤになってやらなくなったという方も私の知り合いにいます。
まとめ
フラットフィッシュは個体数が少なく、ポイントも見つけにくいのが特徴です。
しかしながら裏を返せば、経験値を上げることで「運・根・勘」が働くようになる釣りでもあり、ここが大切です。
また、近年はフラットフィッシュ用のただ巻きでもかなり成果が上がるルアーがたくさん出回っています。
潮を読んで、海底に泳ぐベイトフィッシュをイメージしながら探り続けると、必ず釣れるのもフラットフィッシュです。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
サーフから狙うフラットフィッシュ専用の売れ筋ルアーも参考にしてください。
コメント