Q:質問
釣り仲間のお宅で、スーパーなどの魚屋さんでは滅多にお目にかかれないカサゴの刺身やメバルの刺身を頂きました。
またカサゴやメバルのアラのみそ汁などもいただきまして、その美味しさに驚きました。
やはり、自分で釣ってきた魚を自分で捌けるってかっこいいですし、より美味しく食べれます。
私も自分で捌きたいと思うようになりましたが、魚を捌くためにはどんな道具をまずは揃えたら良いのか教えてください。
A:回答
釣りは、魚を釣る楽しみもあるけど、釣った魚を食べる楽しみももちろんあります。
釣れた魚の鮮度を保ちながら、丁寧に捌いた魚は、基本的に不味いはずがありません。
魚を捌くことで、魚の旬や脂の付く季節なども分かりますし、いつの時期に抱卵するのかなども分かります。
また、胃袋の中を見ることで、何をもっぱら主食にしているのかなどと云うことも分かります。
それに、スーパーの魚屋さんなどでは食べられない活きの良い魚の内臓などを口にすることが出来るのも釣り人の特権です。
肝などはアンコウやカワハギだけでなく、スズキやヒラメやハタ科大きな魚の肝はたいてい美味しいものです。
クエなどは、捨てるところがないと言われるほど、内臓はもちろんのこと、エラから鰭まで全部食べますが、これが出来るのは釣り人冥利に尽きます。
魚を捌く上ではいろいろなものが必要になりますが、まずは最低限必要なモノをご紹介しますので、参考にしてください。
釣った魚を捌く上で絶対にいる3つの道具
釣った魚でなくても、魚を捌く上で絶対に最初に揃えないといけないのは、次の3つです。
2 柳葉包丁
3 まな板
但し、包丁にはいろいろなサイズもあり、材質等々によりお値段もピンからキリまであります。
この3つに関しては、長く使うことから多少値の張る良いモノを購入したほうが長い目で見ると損しません。
安物は買い替えねばならず、結局捨て金を使うことになります。
また、魚を捌く頻度や包丁の手入れが面倒な方はプロが使う鋼の包丁は向いていません。
毎日のように使い、手入れも怠らずにできる方以外がプロ向けの道具を使っても、本領を発揮できません。
なので、月に2~3回釣りに行って魚を捌きたい方向けの道具を紹介したいと思います。
月に2~3回釣りに行って魚を捌きたい方向けの道具
月に2~3回釣りに行って釣った魚をご家庭で、刺身やお煮つけ、空揚げ、アラ炊き・・などと云う料理にしたいというのであれば、そんなにガチガチにプロが使うような道具を買い揃える必要はありません。
水本焼の出刃や柳刃包丁をプロは使うことが多いのですが、手入れなども重要になってきます。
なので、素人の釣り人があまりお手入れをしなくても使えるステンレスの包丁について解説いたします。
まず、知っておいて頂きたいのが、鋼(はがね)とステンレスの特性です。
・研ぎやすさ 鋼が勝ります
・刃こぼれのしやすさ 鋼のほうが刃こぼれしやすいです
・さびにくさ ステンレスのほうがさびにくいです
・管理のしやすさ ステンレスのほうが勝ります
素人の釣り人におすすめのステンレスの出刃包丁
魚を三枚おろしにまで捌くのに必要な道具が出刃包丁です。
鱗を取ったり、骨を切ったり、内臓を取り除いたり、三枚おろしにしたりするための包丁です。
1メートルを超えるようなブリやヒラマサやスズキなどには大きな出刃包丁が必要となりますが、基本的に20センチ~50センチぐらいの魚を捌くのでしたら、刃の長さが150~165ミリの小出刃がおすすめです。
私は165ミリを愛用していますので、165ミリの中からおすすめの出刃包丁をご紹介させていただきます。
1 オールステンレス ヴェルダン出刃包丁165mm OVD-153
とにかく衛生的で、お値段がお手頃でコスパ抜群なところがおすすめです。
2 【名入れ無料・送料無料】堺一文字光秀 Gライン 出刃包丁 165mm
名入れもしてくれるために所有欲をくすぐられますし、切れ味がなかなか劣化しないことで知られています。
3 3枚おろしまでに特化したTAPP サカナイフ
こちらは鱗とりや骨を切ったり、3枚おろしをするまでのいろいろな工夫がなされている包丁です。
素人の釣り人におすすめのステンレスの柳刃包丁
皮引きや刺身を引くのに必要な鋭い切れ味の包丁が柳刃包丁です。
プロは300ミリを超えるような長い刃を柳刃包丁を使いますが、私は240ミリから270ミリぐらいが使い易いと思っており、個人的には240ミリをおすすめします。
1 藤次郎/藤寅作 SDモリブデンバナジウム鋼 柳刃240mm FU-622 (オールステンレスナイフ)
イチオシは有名な藤次郎/藤寅作の柳刃です。
素人の釣り人におすすめのまな板
まな板は100円ショップでも売られていますが、魚をキチンと捌きたいのであれば、100円ショップのペラペラのまな板はケガをしたりしやすいのでおすすめいたしません。
通常、防波堤や磯釣りがメインであれば横幅が60センチで、縦幅が30センチぐらいのモノが使い易いく、厚みや重さもそれなりにあったほうが使い易いものです。
1 市原木工所 まな板 木製 業務用まな板 普通厚 60×30cm
2 厚手の木製まな板 3106707
コスパに優れた木製のまな板です。
3 新輝合成 トンボ まな板 業務用 2cm厚 60×30cm
樹脂製の業務用のまな板で、家庭でも使い易いまな板です。
まとめ
釣った魚の刺身などを食べれるのは釣り人の特権であり、釣り人冥利に尽きます。
特に、スーパーの魚屋さんなどでは滅多に並ばない高級魚などが釣れた時は、いろいろな料理をして食べたくなるはずです。
(クエの内臓の湯引き)
(クエの刺身)
魚を捌くためには欲を言えばもっといろいろな道具があると便利ですが、それな自分で捌いてみると何が必要になるのかが分かるはずです。
釣りも同じですが、回数を重ねますと、本当に必要なモノが分かってきます。
最後まで時期を読んで下さりありがとうございます。
魚を料理する売れ筋の道具を参考にしてください。
コメント